共通テスト英語

· 共通テスト・センター試験

宇都宮英語専門 進学塾EX 塾長のブログ

本日、共通テストの英語が行われました。

試行調査と比べて大幅に難化しており、見慣れる形式に面食らった受験生も多かったと思います。

今回の共通テストリーディングはTOEICのリーディングパートにかなり似ています。

昨年に比べ、総語数が1400語増えたことが話題になっています。元々かなりの英語力を持っている受験生は全文を読んで完答することも可能ですが、一般的な受験生にとっては馬鹿正直に全文を読んでいると時間不足に陥る恐れがあります。

塾生には口を酸っぱくして言っていますが、英文を読む際には強弱をつけて読むことが大事です。設問に関係のある文は丁寧に、関係のない文は、サラッと読む。関係のない部分に分からない単語があったり、うまく解けない部分があったとしても気にしないことです。

またTOEICと同様な点としては情報の照らしあわせがかなり面倒くさいということです。パッセージが複数ある場合、一つのパッセージから答えが出せそうでも、それが正答になることは稀で、必ず複数のパッセージを照らしあわせて答える必要があります。

今回のリーディングは第4問で照らしあわせが非常に面倒くさく、難問だったと言えるでしょう。

リスニングに関しても大幅に難化しました。読まれるスピードがかなり速かった上に、設問の文章量も多いです。特に1回読みは極度の集中力が必要です。社会・国語・英語リーディングでヘロヘロになった上でのリスニングなので集中力の維持が難しいです。

来年以降の共通テストに向けての対策としては、早めに基本単熟語、文法をしあげて長文に入ることです。夏の段階で基本が仕上がってない場合、かなり厳しい結果となるでしょう。

基礎を早めに仕上げ、大量に英語に触れた上で、共通テストへの耐性を付けていくことが王道です。

また、速読力・リスニング力を鍛えるには、やはり音読が有効です。最近では音読に適した優れた教材も出ているので、それを使い、シャドーイングやオーバーラッピングなどの練習をするようにしましょう。