守・破・離

· 塾長の指導観・雑感

宇都宮英語専門進学塾EX 塾長のブログ

守破離(しゅはり)は、武道や茶道等での師弟関係のあり方の一つです。
 

・まずは師匠に言われたことを「守る」
・その後、自分に合った、より良いと思われる型をつくることで型を「破る」
・最終的には師匠の型から「離れ」て自在になることができる
という一人前になるためのステップです。
 

勉強においても守破離はあてはまるのでしょうか。
 

まずは塾で教えた勉強のやり方をマネすること「守」は必要です。塾で教えている解き方は長年指導し、どんなミスを生徒がおかしやすいか、わかっている塾長が最適だと思う解き方で教えています。
 

ところが塾で教わった直後には塾のやり方でやっているものの、その後、学校で別のやり方を教わると記憶が「上書き」されてしまう生徒がいます。
 

その結果正解しているのならまだしも、塾で教わった方法ではおきないミスを連発してしまう。

何とももったいない話です。

「守」があっての「破」です。塾で教えた解き方を完全にマスターして、その後で学校のやり方や自分なりの工夫があればいいのですが、そうでないのであれば単なる自己満足で自己流の解き方でしかありません。
 

まず、塾で教えた型を「守」ること。その後の自分なりの工夫です。順番を間違えてはいけません。
 

なお、テストにおいては「離」は必要ではありません。独自の考えを思いつかなければ解けない問題はほとんどないからです。