速読のために必要なもの

· 塾長の指導観・雑感

宇都宮英語専門進学塾EX 塾長のブログ

5月を迎えました。大学受験生は、そろそろ単熟語の暗記・文法の完成に目処を付けて欲しい時期です。

基礎知識が付いてきたなら、実際に英文を読む訓練に入るべきです。

まずは、短い文を正確に読めるようになること。すなわち英文解釈の勉強が必要です。

現在の共通テスト英語リーディングは短時間で素早く英文を読む力が必要です。

今の共通テストのWPM (Words Per Minute・1分間当たりに読む単語数)が150前後と言われています。

ちなみに、センター試験導入期(1990年代)のWPMは70前後でしたので、その時に比べて2倍以上のスピードで読まなければいけません。

必然的に「速読」の勉強をすることが必要になります。

ただ、「速読」とは、単語の意味をつなげて速く読むことではありません。

英文構造(主語・動詞の発見、修飾関係の把握等)を読んだ瞬間に理解し、返り読みすることなく一気によめるようになることです。

一文を正確に読む。ゆっくりできないことは速くやってもできません。

まずは共通テスト英語リーディングの問題を時間無制限で解いてみましょう。

時間無制限でも思わしい点数が取れないなら、速読の練習をする前に、英文解釈・精読を徹底的に練習する必要があります。