手厚すぎる指導

· 塾長の指導観・雑感

宇都宮市英語専門進学塾EX 塾長のブログ

塾の授業は分かりやすく、きめ細やかに、丁寧に。

至極真っ当な考え方です。私も指導の時に常に心がけていることです。

ただ、分かりやすい授業、いたれりつくせりの指導を追及しすぎ、あまりに精密に行うと、意外にも生徒は伸びないものです。

中間試験や期末試験の定期テストの点数はともかく、受験生になって入試問題をやったり、実力テスト・模試を受けたりすると、定期試験ほど点が取れなくて、そのギャップに愕然とすることがあります。

大ざっぱな指導の先生が意外に生徒の成績を伸ばしたり、緻密な先生が意外に受験段階で生徒が伸び悩んだりすることもあります。

もちろん、緻密でありながら生徒を伸ばす先生が理想でもあります。

塾が指示したことだけ、深く考えずにやってきた生徒。

「いたれりつくせり」の手厚すぎる指導状態で点数を取ってきた生徒は弱い。

これは指導している私の実感です。

例えば、中3の受験期になると、それぞれの生徒で弱点も理解が不十分な単元も異なってきます。

やはり直前期は個々の生徒が自分自身で自己の弱点、課題を見つけなければ大きくは伸びません。

大手塾の先生が与えた教材、弱点克服の特別講座、特別な弱点克服のためのプリントをやる日々となり、弱点が弱点のままということになりがちです。

このことを理解して指導する先生であれば、直前期は「緻密」に指導を組み立てた中に、「遊び・余白」の部分を必ず挿入し、生徒の自学力・課題を自分で乗り越える強さを伸ばす配慮をしているものです。

物量作戦でプリントや問題を配りまくり、特別講座を受講させ、生徒を何とか難関校へ合格させている塾もありますが、生徒達は思考停止し、黙々と課題をこなすのみになります。

そして、確かにそのやり方でも難関高にに合格させることはできます。

そういう指導を受けた生徒はは高校へ行って、自分が何もできないことに気づきます。

「精密」でありながら「余白」があり、生徒がたくましく成長する指導。

そのバランスをしっかり取り、指導にあたりたいものです。

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