「うちの子、英語が苦手で……」
保護者の方からこの相談を受けたとき、私がまず確認するのは「今、何を使って、毎日何をしていますか?」ということです。
すると、かなりの確率で返ってくるのが「学校のワークを繰り返しています」「塾のテキストをやっています」という漠然とした答えです。
ここに、成績が伸びない最大の原因があります。
「英語が苦手」という状態は一枚岩ではありません。語彙の定着が甘いのか。文法の理解が浅いのか。英文を構造で読めていないのか。原因が違えば、やるべきことも優先順位もまるで違います。
にもかかわらず、多くの生徒が「なんとなく英語の勉強をしている」状態にとどまっている。これでは成果が出ないのは当然です。
当塾では、まず「英語診断ドック」で語彙の定着度と引き出しの速さ、文法語法の精度、学習サイクルの三点を確認し、伸びない原因を特定するところから始めます。そして、その診断結果をもとに、週一回の授業を起点として残り六日間の家庭学習を具体的に設計します。
この「設計」がどの程度のものか。たとえば語彙の定着が甘い生徒であれば、単語帳の何ページから何ページを、どういう手順で、いつまでに仕上げるかを決める。来塾時にその定着度をチェックし、甘ければ量や暗記手法そのものをその場で修正する。
文法に課題がある生徒であれば、生徒のレベルに最適な教材を選定し、一週間あたりの分量と期限を設定した上で、一単元ごとに間違えた問題の原因を分類させる。「三単現のsを落とした」のか「不定詞と動名詞の使い分けが曖昧だった」のか。間違いの種類を言語化できて初めて、次の授業での質問が的確になり、理解が深まります。
ここで重要なのは、この設計なしに「頑張れ」と言っても意味がないということです。
「毎日英語を三十分やりなさい」という指示は、一見具体的に見えて、実は何も決まっていません。
何の教材を開くのか。どこからやるのか。終わったあと何をするのか。これが決まっていなければ、三十分間テキストを眺めて終わる生徒が出るのは自然なことです。
大人の仕事に置き換えると分かりやすいでしょう。「売上を上げろ」とだけ言われて動ける人は、自分でタスクを分解できる人です。
「今月中にA社に提案書を出す。水曜までに見積もりを作る」というレベルまで落とし込まなければ、人は動けない。中学生や高校生ならなおさらです。
もうひとつ、保護者の方に知っておいていただきたいことがあります。やることを具体化する最大の効果は「続けられること」にあります。
人が物事を継続できない最大の理由は、意志の弱さではなく、次に何をすればいいか分からない状態に置かれることです。
毎日机に向かったときに「今日はこれをやる」と迷わず始められる。当塾が目指す「自動操縦」の状態の起点はそこにあります。
2月。新学年を目前にしたこの時期は、学習の立て直しに最も適したタイミングです。
4月に入れば新しい単元が始まり、弱点の補強に割ける時間が少なくなります。
「英語が苦手」という不安を抱えているなら、まず30分の英語診断ドックで「伸びない原因」を特定するところから始めてみませんか。
宇都宮市英語専門進学塾EX 塾長のブログ
英語診断ドック
今の勉強法で伸びない理由を、短時間で整理します

