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英検は何級をいつまでに。今の2級は、10年前の準1級と同じだけ書く試験です

· 英検・GTEC・資格試験,塾長の指導観・雑感,英語勉強法

前回に引き続き英検のお話です。

今年7月末、英検協会は、2026年度第3回から始める予定だった6級と7級の導入を延期すると発表しました。いまある級は、1級、準1級、2級、準2級プラス、準2級、3級、4級、5級の八つです。

級がこれだけ増えると、何年生で何級を目指すか迷います。先に私の考えを書くと、中3で準2級か準2級プラス、高1で2級、高3の夏までに準1級です。準1級まで届けば、難関大の英語に取り組む下地はできています。

これは私の実感ですが、以前なら中3で2級、高2で準1級に届いていたような生徒が、いまは1年ほど遅れて届きます。この10年で、英検の中で「書く」ことの重みが大きく変わったからです。

2015年度まで、2級の一次試験は全問が選択式で、英文を書く問題はなく、合格点は満点の6割前後でした。半分を確実に解けば、残りを勘で選んでも四つに一つは当たるので、得点は6割を少し超える計算です。

2016年度に英作文(80〜100語)、2024年度に要約(45〜55語)が加わり、いまの2級では合わせて125〜155語を書きます。

2016年度の準1級の英作文が120〜150語でしたから、書く量は10年前の準1級とほぼ同じです。いまの準1級も要約と英作文で計180〜220語になり、2016年度の1級(200〜240語)に近づきました。

2016年度からは、合否が技能別のスコアで決まり、読む・聞く・書くに同じだけ点が割り振られています。

2級は各技能650点満点で、一次の合格基準は1520点です。リーディングとリスニングが満点でも1300点なので、ライティングで220点以上取れなければ合格できません。

準2級から2級への一段については、英検協会自身が推計を出しています。5級から準2級までは一つ上の級に受かるまでおよそ1年ですが、準2級から2級には約21か月かかっています。1級まで全級に合格した人でも約13か月です。

協会はこの間を「高い壁」と呼び、2025年度に準2級プラスを新設しました。中3で準2級、高1で2級という進み方は、1級まで進んだ人たちとほぼ同じ速さです。

協会は、英検を年3回実施している高校のデータから、2年生で伸びが鈍る傾向が見えたとも書いています。

高1のうちに2級を越えておけば、高2を準1級に向けた語彙の積み上げに充てられます。

準2級プラスは、要約(25〜35語)が初めて出てくる級でもあります。準2級に受かったあと2級まで間が空くなら、要約に慣れておく場として受ける意味があります。

書く問題が増えて、文法の穴も隠れなくなりました。選択式なら勘で隠れていた穴が、英作文では時制のずれや三単現のsの抜けとして、そのまま答案に残ります。

単語は覚えた分だけ点になりますが、文法の穴は書かせてみるまで見えません。当塾で誤答の原因を頻繁に自分の言葉で説明してもらうのは、この見えにくい穴を試験より先に見つけるためです。

 

保護者の方が中高生だった頃、2級に英作文はありませんでした。その記憶のまま「中3で2級くらいは」と考えると、お子さんに1年分重い荷物を背負わせることになります。

 

目安が後ろにずれたのは、子どもの力が落ちたからではありません。物差しのほうが変わったのです。

宇都宮市英語専門進学塾EX 塾長のブログ

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英検準1級の答案に残るのは「番号」だけ。難関大の英語とのずれ
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